小数など連続変数に対応したCMOSアニーリング技術「relaxed MA」を開発
日立は、大規模で複雑な社会課題解決の鍵となる技術として、従来の2値の変数(1または0)に加え、連続変数(0から1の間の任意の小数)*1を用いた最適化計算が可能なCMOSアニーリング技術「relaxed MA」を開発しました。連続変数を活用することで、より大規模な組合せ最適化問題*2を、高精度に解くことが可能となります。今回、大規模災害を想定した複合的な災害要因に対応する再保険ポートフォリオの最適化業務*3に本技術を適用して効果を検証しました。その結果、従来比約10倍の数の保険契約に対して、期待される収益金額を1円刻みの細かな精度でポートフォリオ計算ができることを確認しました。
今後、日立...