生成AI活用のフロントランナー
【第10回】鉄道の安定運行を支えるAIの進化の鍵、エスノグラファー(前編)
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)と株式会社 日立製作所(以下、日立)は、「東京圏輸送管理システム (ATOS*¹)」の障害復旧業務でのAIエージェント活用に向けて共同検証を進めています(関連記事)。現在、AIエージェントは、ATOSの中の特定の装置、障害ケースに限定した試験で運用への適用可能性を検証する段階に達しています。その成果を支えたのが、現場に入り込み隠れたノウハウを発掘したエスノグラファーでした。その取り組みについて、日立製作所の篠倉 美紀と武内 献に話を聞きます。*1 ATOS:Autonomous Decentralized Transport Operation ...