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パブリッククラウドとオンプレミスをシームレスに連携し、機密性の高いデータの自在な利活用を実現する日立のハイブリッドクラウドソリューションEverFlex from Hitachi(以下、EverFlex)。それは、日立の持つ、高信頼なハードウェア、ソフトウェア技術と、豊富な知見・経験を持つ多様な人財、そしてクラウドサービスプロバイダーなどのパートナーとの連携によって支えられています。そのポテンシャルとお客さま価値を高めるための取り組みを、as a Service型の基盤提供などに取り組む十鳥 弘泰と、仮想サーバープラットフォームを開発する後山 直哉が語ります。

「【第4回 前編】システム運用の自動化・標準化を推進するSRE。そのノウハウとプラットフォームを日本のお客さまへ」はこちら>
「【第4回 後編】クラウドネイティブな運用に導くマネージドサービスとプラットフォームのシナジーでお客さまのDX推進にパワーを」はこちら>
「【第5回 前編】基幹システムのスムーズなハイブリッドクラウド化を支える」はこちら>

サービスや機能を拡充し、成長し続けるEverFlex

画像1: クラウド&DXオファリング
【第5回 後編】より高い価値をお客さまにお届けするために、EverFlexを拡充・成長させ続ける

十鳥
EverFlexは、as a Service型のハイブリッドクラウドソリューションです。クラウドサービスプロバイダーなどのパートナーも含めたエコシステムを形成しています。そこに、私の担当する仮想ストレージのプラットフォーム「Virtual Storage Platform on cloud」(以下、「VSP on cloud」)や、後山さんの担当する「IaaS」で提供される仮想化基盤、AWS上でさまざまな仮想化基盤をVMwareのレイヤーで使える「VMware Cloud on AWS」などが加わることで、サービスの幅はますます広がったと思います。さらに今後も、必要とされる機能やサービスを順次リリースする予定です。しかし、ただ豊富なメニューを用意するだけではなく、それらすべてをEverFlexというソリューションブランドのもと、適材適所で組み合わせ、お客さまに提案することをめざしています。お客さまが求めているものは、プラットフォームやサービス・機器そのものではなく、新しいビジネスの創出や、時代に沿った企業経営といった結果だからです。その実現のためにEverFlexは成長し続けます。

画像2: クラウド&DXオファリング
【第5回 後編】より高い価値をお客さまにお届けするために、EverFlexを拡充・成長させ続ける

後山
十鳥さんの言うようにEverFlexは時代に即応してサービスを拡張し、成長を続けるブランドをめざしています。その母体として、今年の4月にEverFlex推進センターという組織が新設されました。そこには、社内のさまざまな部署から、ネットワーク機器、基盤ソフト、クラウドサービス、マーケティング、販売関連などのスペシャリストが結集しています。メンバー全員が、兼務になっていますが、そこにねらいがあります。各自がそれぞれの分野の“現状”をリアルに感じ取りながら、その経験や知見、文化や感性といったものを共有することで、大きなシナジーを生み出そうとしているのです。そのなかでEverFlexというブランドがどうあるべきか、どういうサービスを開発するべきか、それを実現するためには、いま何が必要か、といった熱い議論が繰り返されています。日立の人財はとても層が厚く、この組織にもさまざまなスキルセットを持ったプロフェッショナルがいます。そのパワーを最大限に生かし、お客さまへの価値を高めることに取り組んでいます。

お客さまと向き合いながら、お客さまとともに考える

十鳥
後山さんが触れた、“議論の大切さ”ですが、これはお客さまとの関係においても同じです。私は、2017年からITプロダクトとは別の、SEとしての業務に2年間携わったことがあります。当時注目されていたAIに関連するもので、データの利活用などによるビジネス提案を行っていました。短期間で相当数のお客さまとお仕事をしましたが、ほとんどの場合、最初は私たちのチームがお客さまの業務内容などを詳細に聞くことから始めました。お客さまにもかなり踏み込んだところまで、問題点や課題、めざしたい方向などを話していただくことができたと思います。その内容をもとに、日立のデータ分析技術やデータ活用のノウハウを生かせば、何が可能になるか、といった議論を重ねていったことがとても印象に残っています。常に、ワンチームの感覚で取り組み、そこまでやったからこそ、お客さまからも「日立に依頼してよかった」と言っていただけることもありました。この経験が私自身のお客さまへの姿勢を形づくっています。

後山
私も、クラウド導入などのSEとしての経験が大きな財産になっています。SEとしてお客さまと接しているなかで、多くのお客さまが、思い描いている理想と現実とのギャップに直面して苦労されている姿を見てきました。私は、お客さまが本当に望んでいることをお客さまと徹底的に話し合って見つけ出し、それをどう実現するかを一緒に考えることを大切にしています。実は、お客さま自身も気づいていない潜在的な要望というものがあるのです。それは、深く意見を交換していくなかでしか見つけることができないと思っています。EverFlexにおいても、お客さまのクラウドへの期待に応えつつ、オンプレミスの新しい可能性にも気づいていただく、という課題を解決するために、お客さまとの接点を可能な限り増やしていきたいと考えています。それが私の強みや価値を出せるいちばんの方法だと思っています。

今後の目標、めざしていること

十鳥
この6月にリリースした「VSP on cloud」には、移行の容易化、システム配置の変更容易化、堅ろう性向上などのユースケースを想定していますが、もっとユースケースを広げていきたいです。今後グローバルにも展開していくのですけれど、これをしっかりとやりきることが当面の目標です。そして「VSP on cloud」を世界中のお客さまに導入していただき、浸透させていきたいと思っています。グローバルの展開については、米国の日立ヴァンタラ(※)のスタッフにも厳しい意見を求めながらさまざまな調整を進めているところです。「VSP on cloud」がお客さまのビジネスなどに貢献をしたという成果を見届けながら、同時にその結果をフィードバックし、EverFlexというブランドのもとで、日立の看板になるような商材に育てていきたいと考えています。そこまでしっかりやり遂げることをめざしています。

画像: VSP on cloudの概要と利用イメージ

VSP on cloudの概要と利用イメージ

後山
先ほどの繰り返しになりますが、お客さまと直接お会いすることは、これからも継続的に進めていきたいと思っています。その結果、1つでも多く、お客さまの課題を解決すること、夢を実現することに貢献できたらと願っています。あとは、挑戦になるのですが、今後EverFlexを展開するうえで、各部署間の壁を超えてシナジーを発揮していきたいですね。その結果として、よりお客さまの視点に立ったソリューション群をしっかりと用意していきたいです。サービスのラインアップやカスタマイズへの対応なども含め、お客さまにとって本当に価値のあるソリューションとしてEverFlexというブランドを確立できればと思っています。

※ 日立ヴァンタラは、2017年に設立された、デジタルソリューションを提供する日立のグループ会社

画像: 今後の目標、めざしていること

「【第6回 前編】DX推進で、複雑化するセキュリティ監視と運用。お客さまのシステムを脅威から守る、日立のプロフェッショナルたち」はこちら>

画像3: クラウド&DXオファリング
【第5回 後編】より高い価値をお客さまにお届けするために、EverFlexを拡充・成長させ続ける

十鳥 弘泰

株式会社 日立製作所
ITプロダクツ統括本部
ソリューションストラテジー本部
ハイブリッドクラウドビジネス戦略部 技師

●1987年 茨城県生まれ香川県育ち ●高等専門学校で情報工学を専攻 ●大学院の博士課程でプログラムの自動並列化に関する研究に取り組み博士(工学)を取得 ●2014年 日立製作所入社 高集積サーバーを活用したビッグデータソリューションの開発・デリバリを担当 ●2017年 データ分析・AI/ML利活用を提案するフロント部署に異動し、コンサルタントとして活動 ●2019年 プロダクト部門に戻り、ハイブリッドクラウドにおけるストレージサービスおよびソリューションの企画・開発に従事。現在に至る。

◎趣味は、小さなふたりの娘さんたちと過ごすこと。特に彼女たちが大好きなK-POPのダンスや歌詞などを、動画サイトなどでチェック・予習し、娘さんたちにレクチャーすることが楽しみ。大学院時代、研究室にこもって研究に没頭する毎日を過ごし、現在もオン・オフを問わず、取り組んでいる仕事の課題解決や今後の展開の可能性などを考えている時間が至福。

画像4: クラウド&DXオファリング
【第5回 後編】より高い価値をお客さまにお届けするために、EverFlexを拡充・成長させ続ける

後山 直哉

株式会社 日立製作所
マネージドサービス事業部
プライベートクラウドサービス本部
クラウド基盤サービス第二部 主任技師

●1980年 島根県生まれ東京都育ち ●電気工学を専攻、画像工学に関するソフトウェアの研究に取り組む ●2005年 日立システムアンドサービス(現 日立ソリューションズ)入社 ●2008年 パブリッククラウドに関連するビジネス企画、プレSEとして活動 ●2013年 クラウド事業の日立統合にあわせて日立製作所に出向、転籍。転籍後は、AWSビジネスの企画・立ち上げに従事。以降、AWSなどのハイパースケーラー(メガクラウド)をはじめとするクラウドの構築・導入SEとして主にプロジェクトマネジメントを担当。

◎趣味は旅行。特に日本は現在までに36都道府県を訪ねた。子どもが生まれてからは控えているが、今後、まだ行っていないところの多い九州や四国への旅行に行く機会を楽しみにしている。学生時代はテニス部に所属していたが、現在は遠ざかっている。

他社登録商標
・Amazon Web Services、AWSは、米国およびその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
・その他、本記事に記載の会社名、商品名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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