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誰もが安心・快適に手ぶらで決済、ポイント付与、本人確認などが行える社会の実現に向けて、東武鉄道株式会社(以下、東武)と株式会社日立製作所(以下、日立)が提供する生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」が、指静脈認証に加えて新たに顔認証*1も併用可能となりました。利用シーンが、これまでの店舗やホテルに加えて、鉄道改札やオフィスの入退管理など大きく広がっていきます。
*1 日立の公開型生体認証基盤(PBI : Public Biometric Infrastructure)に対応した「生体認証統合基盤サービス」を活用し、PBIとパナソニック コネクト株式会社の顔認証技術を融合することで、安心・安全な顔認証を提供。

「SAKULaLa」が「指静脈認証」に加え「顔認証」に対応

画像: 顔をかざすだけの認証が可能に。「SAKULaLa」による手ぶら社会がさらに拡大。

顔をかざすだけの認証が可能に。「SAKULaLa」による手ぶら社会がさらに拡大。

「SAKULaLa」は、日立の持つデジタル技術と東武の持つコンシューマー向けサービスの知見が結合して実現した生体認証*2サービスです。デジタル空間上に保存されている個人の属性情報(デジタルアイデンティティ*3)に、生体情報を使って安全にアクセスすることで、手ぶらによる決済、ポイント付与、本人確認などを、業種を横断してワンストップで実現できます。

これまで「SAKULaLa」は、指静脈認証を活用した店舗のセルフレジやホテルのセルフチェックインなどにより、デジタル格差のないお買い物の実現、労働力不足の解消、不正・成りすましの防止などに寄与してきました。しかし利用の広がりにともない、場所の制約から専用装置が設置しづらい環境があるなど、指静脈認証だけでは対応しきれない場面も見えてきました。また今後、企業や自治体などが個別にサービスを提供するのではなく、相互に連携しながら、幅広い世代の利用者により便利な価値を届けていくためにも、本人認証方式の多様化が求められていました。

そこで今回、「SAKULaLa」では指静脈に加えて顔認証サービスの提供を開始。指静脈と顔の複数の生体認証を同一プラットフォーム上で提供する国内初*4のサービスとなります。これにより店舗やホテルにとどまらず、駅改札やオフィスの入退室など日常生活のさらに幅広いシーンで手ぶらによる認証が実現します。

画像: 顔情報の登録はスマートフォンから簡単に行うことができ、利用者はスムーズに利用を開始できる。

顔情報の登録はスマートフォンから簡単に行うことができ、利用者はスムーズに利用を開始できる。

*2 生体認証:日立が提供する公開型生体認証基盤(PBI)に対応した生体認証統合基盤サービスを利用し、高いセキュリティで生体認証を提供。指静脈認証は、日立指静脈認証装置C-1を利用。決済に関しては、IoT決済プラットフォームサービスを利用して実施。
*3 デジタルアイデンティティ:個人の証明書情報や、属性情報などのアイデンティティ情報が電子化されたもの。本文中では、各種ポイントIDやクレジットカード情報など、プラットフォーム上に登録されている、デジタル化された個人に関する情報を総称してデジタルアイデンティティと表記。
*4 日立調べ

東武宇都宮駅から栃木駅間の12駅の改札で顔認証の利用がスタート

画像: 2026年春にカメラ内蔵型の顔認証改札機が東武宇都宮線の一部の駅に導入予定。

2026年春にカメラ内蔵型の顔認証改札機が東武宇都宮線の一部の駅に導入予定。

「SAKULaLa」の顔認証の初めての活用事例として、2025年11月13日より、東武宇都宮線の東武宇都宮駅から栃木駅までの12駅の改札において利用がスタートしています。

利用にあたっては、事前に定期券の交通系ICカード番号と顔情報を「SAKULaLa」に登録するだけ。あとは駅に設置されたタブレットに顔をかざせば、定期券保持者であることが判定され、ICカードやスマートフォンを取り出すことなく、スムーズに改札を通過できます。また、顔認証はPBI*2を活用しているため、セキュアに利用できます*5

現在は、改札付近に設置したタブレットで顔認証を行う方式を採用していますが、2026年春にはカメラ内蔵型の自動改札機が一部の駅で登場する予定です*6。さらに、東武線はもとより、幅広い鉄道会社において活用が広がるよう、既存の自動改札機に顔認証機能を組み込むための技術開発などの取り組みも進めています。

*5 駅利用者(「SAKULaLa」利用者以外を含む)への個人情報取扱いはこちらからご参照ください。
*6 オムロンソーシアルソリューションズ株式会社、日本信号株式会社、株式会社 東芝、パナソニック コネクト株式会社との連携により推進。

決済端末「JET-Sシリーズ(*7)」が顔認証決済に順次対応

画像: JET-S端末に「SAKULaLa」のアプリケーションをインストールすれば顔認証決済が利用可能に。

JET-S端末に「SAKULaLa」のアプリケーションをインストールすれば顔認証決済が利用可能に。

「SAKULaLa」の顔認証決済がさらに広がるための推進力として、国内の決済端末設置数の約50%を占める決済端末「JET-Sシリーズ」との連携も順次実現します。

JET-S端末には、QRコード決済に対応するためのカメラがすでに内蔵されており、新たに付属のカメラを設置することなく顔認証への対応が可能。店舗側は「SAKULaLa」のアプリケーションをインストールすれば手軽に「SAKULaLa」での顔認証決済を利用することができます*8

また、東武と日立は、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)と「SAKULaLa」の加盟店拡大に向けて協力することで合意しました。今後は、JCB加盟店を中心に、「SAKULaLa」による安心・安全・便利なキャッシュレス決済が広がっていきます。

*7 株式会社日本カードネットワークが提供する決済端末。JET-S端末のWebサイト 決済端末機のご案内(加盟店様向けサービス)
*8 顔認証決済の利用時には、お客さまの申告に基づいて顔認証を行い、決済いたします。

オフィスの入退管理に「SAKULaLa」の顔認証を適用

画像: オフィスやスポーツクラブなどで利用者は顔をかざすだけでスムーズに入退室。

オフィスやスポーツクラブなどで利用者は顔をかざすだけでスムーズに入退室。

手ぶら認証の利便性が大きく発揮されるのが、オフィスやスポーツクラブなどの入退管理です。企業側が「SAKULaLa」の会員IDを入退管理システムに登録しておけば、従業員や各種会員は顔認証を行うだけでセキュリティカードやスマートフォンをかざすことなく、スムーズにオフィスに入退室ができます。

「SAKULaLa」による入退管理の最初の活用例として、2026年春を目途に、東武鉄道のオフィスにおける顔認証の入退館が始まる予定です。この取り組みは、株式会社日立ビルシステムが提供する総合入退室管理システム「秘堰(HISEKI)*9」との連携により実現します。

*9 秘堰(HISEKI)のWebサイト 総合型入退室管理システム「秘堰(HISEKI)」:株式会社日立ビルシステム

AIの活用による新たな付加価値の提供へ

今後は、企業や自治体との連携を加速すると同時に、「SAKULaLa」とAIを掛け合わせて、「SAKULaLa」をプラットフォームにした事業者同士のサービス連携など、社会に新しい付加価値を届けていきます。こうした取り組みを通じて、幅広い世代が利用しやすいサービスをスピーディーかつ効率的に創出し、人々の豊かな生活の実現を支えていきます。

後編では、2025年11月13日に行われた「顔認証」の導入に伴う利用拡大計画の記者発表会の様子をお伝えします。

「生体認証サービス「SAKULaLa」が、「指静脈」と「顔」の併用で鉄道改札や入退管理など利用シーンを拡大(後編)」はこちら>

商標注記

・「SAKULaLa」「サクラッコ・ララガイ」は東武鉄道株式会社の登録商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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