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さまざま業界でDXへの注目が高まるなか、高度なデータ活用の担い手として脚光を浴びるデータサイエンティスト。日立が2020年に設立したAI・アナリティクス分野の中核組織「Lumada Data Science Lab.」には、さまざまな得意分野を持つデータサイエンティストたちが、お客さまとの協創で業務課題や複雑な社会課題の解決に取り組んでいます。

求められる3つのスキルと広い視野

 「データサイエンティスト」というと、膨大なデータから価値を引き出すデータ分析の専門家と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、「データ分析」はデータサイエンティストが担う仕事の一部分にすぎません。

「私自身、データ分析だけでなく、その成果を業務に適用するためのシステム設計やアプリケーション開発まで関わっています。データ分析の観点から、業務データを取り込みながら分析モデルの精度を高めていくための、モデル運用管理といった仕組みづくりを担うことも多いです。」と語るのは、データサイエンティストの隠岐 加奈です。

 データから価値を生み出すプロジェクトの基本的な流れは、「①業務課題の把握」「②データの加工・分析」「③業務への適用」の3ステップです。データサイエンティストは、このすべての工程に関わり、業務遂行には各工程に対応する3領域のスキル「①ビジネス力」「②データサイエンス力」「③データエンジニアリング力」が必要とされます。さらに細分化されたスキルもあり、それらの組み合わせによって、データサイエンティストはさまざまなタイプに分類されるのです。

「お客さまの業務課題を解決するためには、単にデータを分析するだけでなく、お客さまのビジネスに対する広い視野とアプローチが必要です。もともと私は通信装置向け電子回路の設計職からキャリアをスタートし、その後は生産現場での作業効率化にも取り組んでいましたが、その経験はデータサイエンティストとしての仕事にも役立っています」(隠岐)

さまざまな業界と現場の豊富な知見

画像: データサイエンティスト
【第1回】日立が育てるデジタル人財の強み

株式会社 日立製作所
Lumada CoE
AIビジネス推進部
データサイエンティスト
隠岐 加奈

 日立は長年にわたり、製造、流通、金融、電力、鉄道など多岐にわたる業界で社会や業務課題の解決に取り組んできました。その結果、日立のなかにはさまざまな業界のビジネスに関する専門的な技術やノウハウと、実際の業務のなかで発生する膨大なデータについての高度な知見が蓄積されています。そしてこの経験知こそ、日立のデータサイエンティストの大きな強みにほかなりません。

 さらに、その広範なビジネス領域に対して、ITだけでなく、OT、プロダクトを有している点も日立ならではの優位性であり、これもまた日立のデータサイエンティストの大きな強みとなっています。

「特に大きいのはOTを持っていることです。長年研究を重ねてきたOTの実績や知見があるからこそ、データサイエンスを実際のビジネスに活用でき、ビジネス現場のリアルな業務課題に対して迅速に解決策を提案できるのだと思います」と語る隠岐自身、設備監視システムで故障原因を特定するためのデータ分析に携わり、お客さまの保守担当者にとても喜ばれた経験があると言います。このように、現場で生まれる実際の業務データをデータサイエンスに落とし込み、ITやプロダクトとの間でロジックを循環させて価値の創出につなげられることも、日立のデータサイエンティストの大きな強みです。日立が有する広範なビジネス領域と業務現場に関する膨大な知見は、データの力でDXを推進していくための力強い原動力なのです。

認定制度のもとで多彩なデジタル人財の育成を加速

 現在、日立は3年間でデジタル人財を10万人にまで増員する計画を進めており、各事業部門でもデータサイエンティストの育成に力を入れています。その基盤として位置づけられているのが「日立ITプロフェッショナル認定制度」です。

 この制度では、データサイエンスやデザインシンキングなど、日立が定める12種類のスキルごとに、座学講習で取得できる「ブロンズ」、プロジェクトをリードできる「シルバー」、社内トップクラスの「ゴールド」といった等級があります。

「上位の等級への昇格には、一定の実務経験が要求されます。知識や技術だけでなく、あくまでも実際のお客さま案件への関与を通して成長を図っていく点は、日立のデジタル人財育成における特徴のひとつです」(隠岐)

 職種によらず、スキルを有する社員であれば複数の認定資格を取得することができます。その結果、日立には多様な視点と特性を備えた多くのデータサイエンティストが育成されてきました。そして、異なるスキルや得意分野を持つさまざまなデータサイエンティスト間の相互協力とシナジーが、より複雑な業務課題の解決や価値創出を可能にしているのです。

データサイエンスの力で新たな価値を協創するために

 人々のライフスタイルや価値観の多様化、デジタル技術の進展などを背景に新たなビジネスやサービスが登場するなど、近年、社会のニーズや事業環境は大きく変化しています。こうした変化に対応していくために、企業はデータ活用により一層注力するようになりました。そして、データの可能性を存分に引き出すことのできるデジタル人財、特にデータサイエンティストに対する期待はますます高まる一方です。

「私たち日立のデータサイエンティストの根底にあるのは、お客さまのビジネスにそれまでになかった価値をお届けしたいという思いです。そのためにもデータ分析力はもちろん、課題発見力や企画提案力といったスキルにさらに磨きをかけていきたいと思っています」。そう語る隠岐のようなデータサイエンティストを筆頭に、高度なデジタル人財の育成を加速させ、これからも日立はお客さまとの新たな価値の協創を追求していきます。

「【第2回】デジタル人財育成で未来への種をまく」はこちら>

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株式会社 日立製作所 Lumada CoE AIビジネス推進部

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