第4回ではワークショップに参加された8名のコメントをお届けします。
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【第4回】「Lumadaサロン―未来洞察ワークショップ」レポート
アイデアの発散と収束の手法を学ぶことができた

MS&ADインターリスク総研株式会社
営業部
営業推進グループ アシスタントマネジャー
髙野 修作氏
当社は、三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保などの保険会社を有するMS&ADインシュアランスグループにおいて、リスク関連サービス事業の中核を担っています。私は営業部で社内外連携やマーケット・チャネル開拓などのビジネスメイキングを推進する役割を担い、さまざまなステークホルダーと連携して新たな提供価値を創出することもミッションの1つとしています。今回のワークショップでは、そうしたコラボレーションの考え方や、アイデアの発散と収束の手法を学ぶことができ、事前の期待が満たされました。皆さんの多様な意見に触れられたことは、自分自身のモチベーションアップにもつながりそうです。LIHTという施設が協創を生み出す環境として充実していることにも感心させられています。あらためて、LAPのパートナーでよかったと思いますし、今後メンバー企業間の交流を深めていけることにも期待しています。
成果を実際の事業につなげられる可能性を感じた

日立Astemo株式会社
情報システム統括本部
スマートファクトリー推進部
部長
シニアダイレクター
橋本 敬宏氏
当社では、データとデジタル技術を活用した現場の革新をはじめとするデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、このほど生成AIの活用を全社で進めるプロジェクトも立ち上げました。私はそのリーダーを務めていることから、生成AIと自動車ビジネスに関する発展的な議論ができればと思い、このワークショップに参加してみました。皆さんから提示された多様な意見や考えに触れることでインスピレーションが湧き、自分だけでは到達できなかった領域まで発想を飛躍できたと感じています。そうした意味で、とてもよい経験になったと思いますし、この成果を持ち帰って実際の事業につなげられるのではないかと、今、わくわくしているところです。
自分一人では得られない発想が生まれた

ウイングアーク1st株式会社
技術本部
dejiren開発部
Business Development グループ
中坪 元気氏
私は、AIエージェントをノーコードで生み出すAIプラットフォーム「dejiren」のプリセールスに携わっています。この事業は社内では比較的新しいため、新規事業について学びたいと考え、また自分自身ワークショップやアイデア発想法に感心を持っていたこともあり、今日は朝5時起きで大阪から来ました。ワークショップでは他の人の意見を聞くことで自分一人では得られない発想が生まれ、どんどん頭が回っていく感覚がありました。疲れましたが、とても楽しかったです。思考を可視化して整理し、残していくことは普段の業務でも役立つと思います。このようなデザインアプローチがあるということを報告し、機会があれば社内でも実施してみたいと思いました。
新たなソリューションを生み出せる可能性を感じられた

TOPPANデジタル株式会社
事業開発センター カード・IoTソリューション本部
IoTソリューション部
セキュアエレメント販促チーム
課長
下平 真武氏
私はIoTデバイス向けセキュリティソリューションの販売促進に携わっています。本日のワークショップには、私自身が自動車業界に関心があり、その自動車業界、生成AI、ビジネス創出といったキーワードが魅力的だったことから参加しました。自動車もネットワークにつながる時代におけるセキュリティの課題に対し、何かアプローチできるものを見出せないかという期待もありました。参加してみて、生成AIや自動運転といったキーワードで新たなソリューションを生み出せる可能性を肌感覚として感じられたことは成果でした。普段は情報のインプットばかりでアイデア創出というアウトプットができていなかったため、そのいい機会にもなったと感じています。
課題設定の方法や思考の整理法を学べた

アナログ・デバイセズ株式会社
インダストリアルカスタマーオフィス
エコシステム
スタッフエンジニア
柿沼 淳氏
私は産業機器向けロボティクス分野のマーケター兼エンジニアです。新規事業で半導体モジュール部品の設計開発や製品化にも携わっているのですが、コンシューマ製品にもかかわるプロダクトであるため、これまでとは異なる領域の方々にアプローチする必要があります。そのためのヒントが得られたらと期待してワークショップに参加しました。
当社の事業という観点から言うと、本日の成果で新ビジネスに直結するものはなかったかもしれませんが、私個人としては課題設定の方法や思考の整理法を学べたことが成果でした。普段は日々の業務に追われてなかなか思考の時間が取れないため、ものごとをゆっくり考えるいい機会にもなりました。
それぞれの領域を超える発展的な議論ができた

日立製作所
デジタルエンジニアリングビジネスユニット
アプリケーションサービス事業部
LSHプロジェクト推進本部
生成AI適用推進部
担当部長
古橋 亮慈
現在、アプリケーション開発への生成AIの適用支援に携わっています。今回のワークショップはテーマの中に生成AIが入っていましたので、自分の業務につながることがあればと思い参加しました。収穫としては、どんな領域にコラボレーションの可能性があるか見えてきたことが挙げられます。皆さんのアイデアが大きくふくらみ、それぞれのビジネス領域を足し合わせた範囲を大きく超えるような発展的な議論ができたのもよかったと思います。ファシリテーターが次々と論点を整理し、議論を活性化させる手腕には感心させられました。私はLIHTでのワークショップには何度か参加していますが、ワークショップ自体も進化していることを感じた体験でした。
全体像が示され、議論がわかりやすく進められた

インダストリアルデジタルビジネスユニット
ソリューション&サービス事業部
産業第1ソリューション本部 チーフDXマネージャ
榎堀 武
私は、製造業のお客さまに対し、主に製造現場のDX支援を行っています。生成AIはオフィス業務には導入しやすい一方、現場ではどう使うのが効果的なのか、われわれも試行錯誤の段階にあります。本日のワークショップでは、製造業で生成AIがどのように活用できそうか皆さんのアイデアを伺うとともに、自分でも考えを深めたいと思い参加しました。ワークショップにはよく参加していますが、今回は最初に進め方の全体像を共有し、どのステップで何について議論するのかわかりやすく示されたこと、限られた時間でかなり広い範囲のテーマを検討できたことがよかったと思います。今後もLAPのパートナーの皆さんとこうした交流の機会を設けていただけると幸いです。
安心して発言でき、充実した時間を過ごせた

クラウドサービスプラットフォームビジネスユニット
生成AIアプリケーション&共通基盤室
PJ推進部
主任技師
川邊 雄介
現在、われわれのビジネスユニットでは日立グループ全社共通で使える生成AIのプラットフォームを構築しており、私はその広報活動を担っています。本ワークショップの題材が自動車に関する未来洞察であったなか、実は私はペーパードライバーであり、もともと自動車への知識や関心が薄いほうでしたから、今回のテーマで何かアイデアを出せるのか不安でした。しかし、いざ参加してみるとファシリテーターが私の考えをしっかり受け止めてまとめてくださったので、安心して発言して議論を委ねることができ、充実した時間を過ごせました。普段の仕事では要件を明確にすることが求められるため、自由な発想が許されるというのは貴重な体験でした。また、明確なニーズだけでなく、その背後にある言語化しづらいこともふまえてサービスをつくる必要性があることにも、あらためて気づかされました。