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東武鉄道株式会社(以下、東武)と株式会社 日立製作所(以下、日立)が提供する生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームサービスが、多様な業種へ本格展開。サービスの名称は「SAKULaLa(サクララ)」。決済やポイント獲得などが手ぶらでできる「SAKULaLa」が、コンビニエンスストア、家電量販店、ショッピングモール、飲食店、鉄道など全国100か所以上で順次導入されます。

手ぶらでの決済やポイント獲得が、多様な業種へ拡大

画像: 手ぶらでの決済やポイント獲得が、多様な業種へ拡大

「SAKULaLa」は、人々の生活をより便利で豊かにする社会インフラの構築をめざして、日立の持つデジタル技術と東武の持つコンシューマー向けサービスの知見が結合して実現した生体認証*¹サービスです。デジタル空間上に保存されている個人の属性情報(デジタルアイデンティティ*²)に、指静脈や顔(今後対応予定)など生体情報を活用して安全にアクセスすることで、業種を横断して、決済、ポイント付与、本人確認などをワンストップで実現します。

2024年4月に東武ストア3店舗に先行導入されましたが、9月から東京ソラマチ®︎1F、福岡天神の商業施設ソラリアステージ(西日本鉄道株式会社運営)の催事スペースで実施しているポップアップストア*³をはじめ、11月には埼玉県越谷・川越エリアの飲食店などの約20店舗で順次利用可能になります。さらに2024年度中に東京スカイツリー®︎のオフィシャルショップ、2025年度には上新電機の大阪2店舗および東武東上線の座席指定制列車「TJライナー」、そして2026年度にはファミリーマートにて導入を開始予定で、「SAKULaLa」は全国100か所以上で利用できるようになります。

*1 生体認証:日立が提供する公開型生体認証基盤(PBI)に対応した生体認証統合基盤サービスを利用し、高いセキュリティで生体認証を提供。指静脈認証は、日立指静脈認証装置C-1を利用。決済に関しては、IoT決済プラットフォームサービスを利用して実施。
*2 デジタルアイデンティティ:個人の証明書情報や、属性情報などのアイデンティティ情報が電子化されたもの。本文中では、各種ポイントIDやクレジットカード情報など、プラットフォーム上に登録されている、デジタル化された個人に関する情報を総称してデジタルアイデンティティと表記。
*3 ポップアップストアは、東京ソラマチ®︎では10月31日(木)まで、 ソラリアステージでは10月28日(月)までの期間限定で開催。

利用施設の拡大に向けて機能もさらに充実

「SAKULaLa」は機能も拡充。東京ソラマチ®︎やソラリアステージなどでは、タブレットと認証装置で構成された独立型の新端末を利用して、決済を行っています。

また2025年度より指静脈認証に加え顔認証も可能となり、鉄道改札など認証スピードが求められるシーンでは顔で、決済など安全性が求められるシーンでは指静脈で認証を行うなど、ニーズによって柔軟に使い分けることが可能になります。

そして同じく2025年度より株式会社 日立ソリューションズの「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ*⁴」との連携で国内の主要ポイントサービスに対応。利用者は手ぶらでさまざまなポイントを獲得・利用できるようになります。

*4 PointInfinity マルチポイントゲートウェイ:複数の共通ポイント事業者に接続できるクラウド型のゲートウェイサービス。店舗やEC・スマホアプリにおける複数の共通ポイント「マルチポイント」導入の際の、コスト削減を実現。

画像: 左:「SAKULaLa」の新端末 右:顔による認証シーン

左:「SAKULaLa」の新端末 右:顔による認証シーン

誰もがサクッとラクに使えるから、「SAKULaLa」

「SAKULaLa」というサービス名称は、日本中のだれもがサクっとラクに使える利便性に由来しています。さらに、日本人の心でもある「桜」のような安心感、メジャー感のあるサービスへと成長していく未来の姿もネーミングに込められています。いつかこのサービスが日本から世界に広がるとき、使い心地に喜ぶ人たちの気持ちも一緒に広がると信じて語尾にはLaLaLaという、歌を口ずさむフレーズの一部を入れています。

公式キャラクターは、「サクラッコ&ララガイ」。いつも大事に両手で抱えていた貝の「ララガイ」が、ある日突然二足歩行で歩き出したことによって、手ぶらで身軽に自由になった桜ラッコの「サクラッコ」。この公式キャラクターと「SAKULaLa」のロゴが、これから全国各地に広がっていきます。

画像: 誰もがサクッとラクに使えるから、「SAKULaLa」

社会インフラとして社会課題の解決をめざす

「SAKULaLa」の拡大を通して東武と日立がめざすのは、社会インフラとして社会課題の解決に貢献することです。いま労働力不足を解消するために、さまざまな業種においてサービスのデジタル化が急速に進展していますが、その一方で高齢者がサービスの恩恵を受けられない、あるいはセキュリティリスクが増大している、などの問題も表面化してきています。手ぶらで高精度な認証が行える「SAKULaLa」はそういった課題を解決することが可能です。

東武と日立は人々の生活をより便利で豊かにするために、「SAKULaLa」の利用可能エリアの拡大に取り組んでいます。

後編では、社会課題の解決をめざすという「SAKULaLa」のビジョンをさらに詳しくご紹介しながら、2024年9月3日、タレントの辻希美さんをゲストに迎えて行われた記者発表会の様子をお伝えします。

「後編」はこちら>

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