※1 「ハードウェア安定稼働支援サービス」は2021年11月末販売開始予定
データ利活用を促進する新モデルとオンプレミス環境の運用管理省力化と安定稼働を支援する新サービス
現在、業界・業種を問わず多くの企業が迅速な経営判断や的確な戦略立案などに役立てようと積極的なデータ利活用に取り組んでいます。一方で、その基盤となる企業のITインフラには、膨大なビッグデータから人工知能(AI)技術などを駆使して価値ある情報をスピーディーかつ効率的に発掘するための高度な処理能力が求められるようになりました。
日立は、こうしたニーズに対応しようと日立アドバンストサーバHA8000Vシリーズに、インテルの最新プロセッサー(※2)を搭載した2種類の新モデル「HA8000V/DL380 Gen10 Plus」「HA8000V/DL360 Gen10 Plus」を追加。複雑な機械学習などに求められる高い処理能力を提供します。
そして、企業のITインフラとして現在注目を集めているのが、オンプレミス(プライベートクラウド)とパブリッククラウドを組み合わせて、双方のメリットを取り入れた「ハイブリッドクラウド」です。この異種環境の組み合わせにおいて、パブリッククラウドと同じように、オンプレミス環境のハードウェア運用管理を省力化したいというニーズも高まっています。これに対しても日立は、機器情報の可視化や更新作業のサポート、日立の保守員による定期メンテナンスを提供するハードウェア安定稼働支援サービスを商品化。オンプレミス環境におけるサーバの安定稼働と管理の省力化を支援します。
※2 第3世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー
さらなるデータ利活用を加速させる性能強化と新技術
日立アドバンストサーバHA8000Vは、新技術の採用とオープンインタフェースを実装する先進性、システム導入・運用の容易化による迅速性、安定稼働を支える日立品質の堅ろう性などを特長とする最新のx86サーバです。
1~4CPUモデルをそろえる同シリーズのラインアップに新たに追加された2つの2CPUモデルは、従来モデル(※3)と比べ、1プロセッサー当たりの最大コア数や最大メモリ容量、最大メモリ帯域幅などを増強。あわせて、次世代高速SSDや不揮発性メモリ、高性能GPUなど新技術の採用により、リアルタイムのビッグデータ分析やインメモリDB、各種シミュレーション、ディープラーニングなどを駆使する高度なデータ利活用にも対応できる高い処理性能を発揮します。
※3 それぞれ対応する従来モデル(「HA8000V/DL380 Gen10」と「HA8000V/DL360 Gen10」)との比較
サーバの安定稼働と管理の省力化を支援
ハードウェア安定稼働支援サービスは、機器情報の可視化と日立の保守員による定期メンテナンスにより、サーバの安定稼働と管理の省力化を支援するものです。
本サービスでは、専用サイト(HA8000V製品情報検索システム)上でハードウェアの構成情報、ファームウェアやドライバのバージョンといった情報を可視化。お客さまのハードウェア構成に該当するファームウェアやドライバの更新情報を容易にチェックでき、適切なバージョン選定を支援します。さらに、1年ごとに日立の保守員がお客さまの機器設置先に出向いてファームウェアの更新作業を代行し、機器の簡易点検も実施します(※4)。
本サービスはバージョン情報確認や更新作業に要する時間を削減するほか、ファームウェアの更新漏れなどによる障害発生を防止するなど、システムの安定稼働と管理業務の省力化を支援。一連のサービスを通じて、お客さまの手間を減らし、業務品質の向上にも貢献します。
※4 ドライバ更新については支援ツール(ドライバーパック)を提供します
「EverFlex from Hitachi」に基づくソリューション拡充へ
EverFlex from Hitachiは、お客さまの「導入しやすい価格体系」「フレキシブルな利用」「手間のかからない運用」を実現する日立のサービス提供コンセプトです。今回紹介したHA8000Vの2つの新モデルとサービスは、このEverFlex from Hitachiの考え方に沿った「日立従量課金型データ基盤ソリューション」の新たなラインアップに加えられており、月額課金を含めさまざまな料金プランで利用できます。
今後、HA8000Vは最新技術への対応を継続するとともに、ハードウェア安定稼働支援サービスも機能エンハンスを図っていく予定です。サーバやストレージといったITインフラ製品・サービス群におけるEverFlex from Hitachiに沿ったソリューションの拡充などを通じて、日立はこれからもお客さまによるデータ利活用をさらに加速させながら、コンペティティブな企業の成長をサポートしていきます。
他社登録商標
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