実践的なクラウド活用のノウハウを提供
クラウド活用を検討している企業では、「クラウド化して本当に効果があるのか」「事業目的を達成するために、どのようなクラウドサービスが必要なのか」「どのシステムでクラウドサービスを活用していけばよいのか」といった、さまざまな悩みを抱えています。
しかし、検討や準備にばかり時間をかけていては、クラウド活用は遅々として進まず、そのビジネス効果を創出することもできません。日々進化するクラウドを活用していくためには、クラウドを深く理解している専門家によるサポートが必要です。
日立のクラウドコンサルティングサービスは、クラウド リフト&シフトの企画検討から導入計画で、日立がこれまで実践してきたプライベート/パブリック/ハイブリッドなど各種クラウドの導入・運用実績をフィードバックしたサービスです。クラウド活用の各段階に合わせて提供するサービスメニューの中から、お客さまが必要なサービスを選択可能なほか、日立のクラウド導入支援ノウハウをパターン化した豊富なテンプレートを活用し、効果的かつ迅速なクラウド導入を支援します(図1)。
企画検討から導入計画フェーズを構成する3サービス
ここから各サービスの内容を紹介します。特にお客さまからのニーズが高いのが、「利用方針策定」と「効果アセスメント」の組み合わせです。クラウド利用方針の結果に基づきクラウド導入効果アセスメントを行うことで、より効率的かつスムーズに検討を進めることができるようになります(図2)。
「クラウド利用方針策定支援サービス」
既存システムをクラウド化する際の目的を整理し、システムランク分類でパブリック、プライベート、オンプレミスといった使い分け方針の決定を支援します。
システム停止による業務影響度合いや情報の機密性といった、お客さまが重視されている観点でシステムランクを設定し、各クラウドの特性を考慮して方針を決定します。この利用方針に基づいて、各システムの移行先を仕分けし、システム配置案として整理します。利用方針が明確になると、クラウドへの移行を客観的に判断できるようになり、クラウドをより積極的に活用できるようになります。
「クラウド利用ガイドライン策定支援サービス」
セキュリティおよびサービスレベルの観点で、クラウドを選定する基準となるガイドラインの策定とチェックリストの作成を支援します。まず、お客さまのセキュリティ関連文書や各種フレームワークに基づき、国際規格ISO27017をベースに必要な項目を抽出してガイドラインを策定。次にお客さまのリスクに合わせ、ガイドラインから利用者向けのチェックリストを作成します。これらのツールを整備することで、適切なクラウドの使い分けができるようになります。
「導入効果アセスメントサービス」
現行ITインフラ環境などのリソースを仮想集約した場合の、インフラや運用のコスト削減効果を試算します。具体的には、お客さまの資産情報や運用情報から必要な前提条件を洗い出し、現行コストを調査。クラウド化後のコストも試算して全体の削減効果を可視化します。リソースや運用の集約効果を数値化することで、経営層含め社内にクラウド化のメリットを明確に示すことができます。
専門家のノウハウを生かしたクラウド活用を推進
クラウドコンサルティングサービスでは経営層・管理者層・現場層のベクトルを合わせた意思決定と構想策定をトータルに支援。日立の多岐にわたる専門ノウハウとベストプラクティスなテンプレートを活用し、お客さまニーズに合ったクラウド環境を実現していきます。
日立は、お客さまの迅速な意思決定とクラウドサービスの導入をクラウドコンサルティングサービスでサポートします。
他社登録商標
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